とちぎ本活くらぶ~栃木の「ビブリオバトル」を推進する会です【現在終了】

「ビブリオバトル」を栃木県内(宇都宮市)で開催していた「とちぎ本活くらぶ」のブログです。2018年、基本的に活動を終了しました

6月19日定例会での紹介本です

定例会で行われたビブリオバトルでは、5冊の本が紹介されました。

 

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「なるほど!」とわかるマンガはじめての心理学
ゆうきゆう 著 西東社

日常生活に応用できる心理ネタが満載。
心の仕組みを理解することで悩み事が解決に近づいたり、
雑談の足しになったりと様々。難しい話は一切なし。

たとえば、「E」というアルファベットを、おでこに指で書いてください。
その向きが「自分から見てE」か、「他人から見てE」かで性格がわかる・・・

http://bookmeter.com/b/4791621379

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『第2図書係補佐』又吉直樹 / 幻冬舎よしもと文庫
芥川賞を受賞された、読書家でもあるお笑い芸人ピースの又吉さんが、今までご自身で経験された暮らしの中のエピソードにからめて、様々な本を紹介されています。

http://bookmeter.com/b/4344417690





Barレモン・ハート (1) (アクション・コミックス) コミック – 1986/2/18
古谷 三敏 (著)

BARを舞台に、酒を題材にウンチクや人情話を描く漫画です
古谷氏は往年の「ダメおやじ」で知られていると思いますが、実はこういう蘊蓄漫画の元祖です
この種の作品は、知識だけずらずら並べると逆にしらけるのですが、ベテランとしてそれをうまく話しに落とし込んでいます
お酒の知識はなくてもお酒は楽しいですが、知っているとやはりお得なことも多い。
たとえば「ナポレオンちょうだい」「マスターが困ってるだろ」「ここにないの?」「ありすぎるんだよ」
その後マスターがずらりと高級ブランデー「ナポレオン」を棚に並べ、ナポレオンといっても何種類もあると示す…などのシーン
ビールには「上面発酵」「下面発酵」の2種類がある、メソポタミア時代から「偽装食品」問題があった…など
またBARは「訳アリの客が来る」「それぞれの人生がある」という、お話作りに最適な舞台。それを生かした人情噺も多彩。

現在、BSフジでドラマが放送されています。


http://bookmeter.com/b/4575812536


世界中で迷子になって 単行本 – 2013/4
角田 光代  (著)

映像化された「八日目の蝉」などが話題になった角田光代さんのエッセイ集です
クレジットカード会社のPR冊子に連載された旅と買い物にまつわるエッセイをまとめたもの。月会誌が届くクレカは年会費もお高めなので、なかなか覗けない世界がお得に一冊に。
「アジアは水。ほっておいても周りの人たちがご飯に行こうとか、あそこは行ったかとかいろいろ関係してきて、ぼっとしてると『流される』」
「ヨーロッパは石。アジアのようにあちらからかかわりがやってくることは少ないので、積極的に動いたり話しかけたりしなければ」
世界中を旅している著者が旅について思うことを、あらゆる角度から綴っています。旅慣れていないから宿も決めずに行くとか、毎回どうやって入国しているんだろう?何処かへ旅に出たい人に参考になるかもしれない一冊です。

http://bookmeter.com/b/4093882932





日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」 単行本 –
2015/11/20
門田 隆将 (著)

門田氏は、近年力の入ったノンフィクションを多数発表している気鋭のジャーナリスト。


抑えておくべきだと思います。

ここでは、明治時代に日本を訪れ、台風で難破したトルコ軍艦エルトゥールル号の乗組員を、日本人が救助した話と
1980年代イラン・イラク戦争の際にテヘラン在住の日本人を、トルコの飛行機が救出してくれた話を対比させて描きます。

戦地の日本人を、どうやって救えるのか?
その時に日本人は、どうやって身の安全を図るのか?
政府はどうすべきなのか?
これらの問題は、実は安保法制の問題とも関係してくると思っています。


内田聖陽の主演で、エルトゥールルの話は映画にもなりました。
http://bookmeter.com/b/4569827055